イスラエル軍がガザ包囲を完了、短時間の人道的停戦を検討中

イスラエル国防軍は、ガザ市の包囲を完了したことを発表しました。米国の要請に応じて、ネタニヤフ首相が短時間の人道的停戦を検討していると報道されています。ただし、停戦が実現しても数時間のものとなる見込みです。

ガザ市の包囲が完了

イスラエル軍は、北部海沿い方向、ベイトゥ・ハノウン方向、ジュホル・アド・ディク方向からガザ地区に侵攻しました。ガザ北部が遮断される予想もありましたが、イスラエル国防軍のハガリ報道官は「我々はハマスの中心であるガザ市の包囲を完了した」と発表しました。

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視覚的証拠は登場していませんが、ハガリ報道官の発言は「ジュホル・アド・ディク方向からの部隊が地中海に到達した」という意味です。これによって、ガザ北部への物資流入が低下し、市内に残る市民に大きな犠牲が出る可能性があります。

人道的停戦の検討とは

ハガリ報道官によれば、現時点では停戦についての具体的な話し合いは進んでいないとのことです。しかし、The Times of Israel紙によると、米国が要請する短時間の人道的停戦をネタニヤフ首相が検討していると報じられています。イスラエル政府関係者も「数時間の停戦なら可能だ」と明かしています。

ガザの人道的危機

現在、ガザは深刻な人道的危機に直面しています。ユニセフは、子供の死傷者数が1万人を超えたと発表しています。難民キャンプへの空爆やイスラエル軍の警告による避難など、市民には困難な状況が続いています。

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※アイキャッチ画像の出典:Daniel Hagari

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