『パリピ孔明』に出演した葵うたの(写真:長谷英史)
俳優・葵うたの(24)が、幼い頃からの夢に向かって順調にステップアップしています。アイドルやグラビア、声優と幅広い経験を積みながらも、女優になるという固い意志を持ち続け、進んできました。そんな葵が注目するドラマ『パリピ孔明』(水曜午後10時、フジテレビ系)が現在放送中です。
葵うたの、夢への追い求め
葵がこのドラマで挑戦した役どころは、仮面アイドルユニット・AZALEA(アザリエ)の一夏です。彼女にとって大役を手に入れたオーディションは、ギターやダンスが好きな葵にとっても共通した魅力を持つものでした。
「ギターとダンスができる役だったので、オーディションに応募しました。自分自身にも共感する部分があり、『やりたい!』と思ったので、とても嬉しかったです」と葵は語っています。
『パリピ孔明』は、葵にとって久しぶりの連続ドラマ出演です。それまでもオーディションには挑戦していましたが、タイミングが合わずに断られることもありました。「マネージャーさんから『受かりました』と伝えられた時は、とても嬉しくて飛び上がりました。本当に受かるなんて思ってもいませんでした」と葵はにっこり笑います。
八木莉可子さん、森ふた葉さんと共に組むAZALEAというグループは、一緒に過ごす時間が長かったそうです。「1か月ほど、私たち3人で練習に励みました。一緒に食事に行くこともあり、自然と3人のキャラクターが調和し、私たちの”AZALEA”が見えてきました」と彼女は話します。
小中学生の間、スカウトを目指して試行錯誤
葵は幼い頃からずっと「女優になる」という目標を持ち続けてきました。その意識は、舞台女優だった母親の影響で自然に芽生えていったのです。
「私は物心ついたときから、ずっと『女優になるんだよ』と言われていました。ダンスやピアノなど、表現するためのものだけを習いました。その影響もあり、自然に『私は女優になるんだ』と思うようになっていたんです」
芸能界入りを目指して、オーディションに応募したり、スカウトを受けるために原宿を歩き回ったりと、小中学生の頃は模索しながら過ごしました。所属事務所に入るまでの道のりは、順風満帆ではありませんでした。しかし、その間も葵はひたむきに努力を続け、演技のスキルを磨いていきました。
「フリーで演劇をしていた時期もありました。その期間に、たくさんの経験を積むことができました。アクティングスクールに通い始めたのが転機でした。そこで、初めて『芝居をする前に、意気投合するのはやめろ』と言われました。『わからない時に頷いたり、わかったふりをするのはやめろ』って。それは人生で初めてのことで、そこで多くの気づきを得ました。それから自分自身としっかり向き合えるようになりました」
17歳で単身上京し、芸能学校に通い始めた葵は、同級生たちが仕事をゲットし始める中、現実の厳しさを身をもって感じていました。しかし、下積み時代も苦労を惜しまず努力を重ねてきたのです。
そして、偶然が重なった2020年、現在の事務所に所属することになりました。『ミスマガジン2020』にも挑戦し、ベスト16まで進出することで一気に知名度を上げた葵。女優とは別の分野ではありましたが、「もともとグラビアが好きだったし、雛形あきこさんの“雛ポーズ”も好きだったので、楽しんで取り組めました」と彼女は話しています。
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