イスラエル軍が国連の学校を砲撃、トルコがイスラエルの戦争犯罪を提訴

国連運営の学校が砲撃を受け、多くのパレスチナ人難民が命を落としました。イスラエル国防軍は「別の標的を狙った我が軍の砲撃だった可能性がある」と発表しましたが、トルコのエルドアン大統領はイスラエルの戦争犯罪を国際刑事裁判所に提訴すると表明しました。

もうネタニヤフ首相は対話が通じる相手ではなくなった

イスラエル国防軍は、ガザ地区内での人道的な移動を一時的に許可すると発表しましたが、CNNはそのメッセージが現地住民に届くか、安全が確保されるかは不透明だと指摘しています。ガザ地区では、多くの市民が取り残されており、数時間の移動許可ではなく「一時的な停戦」が必要とされています。

出典:Google Map 管理人作成(クリックで拡大可能)

出典:Google Map 管理人作成(クリックで拡大可能)

イスラエル軍の攻撃はガザ大学、ビクトリー・チルドレン病院、アルアカサ殉教者病院などにも及んでおり、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によれば、避難所となっているUNRWA運営の学校も砲撃を受け、多数のパレスチナ人難民が亡くなりました。UNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長は、「攻撃を受けた学校はガザ北部の難民を多数保護している。これは明確に通知されイスラエル軍も知っているはずだ」と述べました。

イスラエル国防軍は、「UNRWA運営の学校は標的ではないが、この爆発は別の標的を狙った我が軍の砲撃だった可能性がある」としています。しかし、ガザ北部地域の人道的状況はますます悪化しています。

トルコのエルドアン大統領は、「もうネタニヤフ首相は対話が通じる相手ではなくなった」と述べ、「イスラエルの戦争犯罪を国際刑事裁判所に提訴する」と発言しました。

イスラエル軍の行動により国連の学校が破壊され、多くのパレスチナ人が犠牲になっています。この事件をきっかけに、国際社会の関心が高まることを願うばかりです。

日本ニュース24時間