「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす

Image

漫画家の“くらたま”こと倉田真由美さんが、夫であり映画プロデューサーの叶井俊太郎さんの末期のすい臓がんとの闘病中のエピソードを11月3日にTwitterでシェアしました。叶井さんが電車の優先席に座ったところ、高齢者から非難された出来事です。このエピソードを通じて、見た目では見分けがつかない疾患や体調不良を持つ人々の存在について伝えようとしています。

叶井さんの闘病と変わりゆく姿

叶井さんは2023年10月に末期のすい臓がんであることを公表しました。抗がん剤治療を選ばず、自分らしく過ごすことを選んだ彼の姿勢は注目されました。ABEMAのインタビューでは、がん発症後に食事量が減り、30キロも痩せたことを明かしています。彼は家族に負担をかけずに余生を過ごしたいと語っています。

倉田さんは叶井さんの状態についてもTwitterで度々言及しており、11月3日には「夫はステージ4の末期癌。昨年から30kgくらい痩せた。でも、初めて会った人が『この人病気かな』とすぐさま気づくほど弱々しくは見えない」と述べながら、叶井さんが電車通勤や打ち合わせのために電車を利用することがあるとコメントしています。その中で、電車の中で貧血気味になった叶井さんが優先席に座っていたところ、高齢者から「ここはあんたが座る席じゃないよ」と非難されたそうです。

理解を求める倉田さんのメッセージ

この出来事について、倉田さんは「優先席に座る人は健常そうに見えてもそうじゃない場合もある」「若そうに見える、健康そうに見えるだけで『けしからん』と決めつけるのは本当にやめてほしい」と訴えました。また、「自分の病気のことを人前で言いたくない人だっているんだから」と、見た目では分かりづらい疾患を抱える人々の気持ちに共感を示しました。

この話に対して、ファンからは「本当に辛いですね」「ご主人お辛かったですね」と叶井さんへの思いやりの声が寄せられました。また、「自分も元気そうに見えるので、優先ヘルプマークをもらいました。暗黙の理解と考えています」「保健所で、このマークを貰って下さい。用紙が付いていて、目に見えない疾患を解りやすく書けば相手は黙ります」と、ヘルプマークを持つことによる防衛策を提案する声もありました。

叶井さんは国内で大ヒットしたフランス映画「アメリ」を買い付けるなど、多くの映画作品の企画やプロデュースに携わってきました。私生活では、2009年に倉田さんと結婚し、同年に女児が誕生しています。

このエピソードは、叶井さんの闘病を通じて、見た目では分かりづらい疾患を持つ人々への理解を促すものです。見た目だけで判断せず、共感と思いやりの心を持って接することが大切だというメッセージが込められています。

Source link: 日本ニュース24時間