自宅が破壊された状況から生き抜くガザ地区南部の日々

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パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファにある破壊された自宅で、アマル・ロバヤさん一家が食事をしています。この写真は2023年11月7日に撮影されました。(翻訳編集:AFPBB News)

パレスチナ自治区ガザ地区での紛争が始まって以来、アマル・ロバヤさんは毎朝8時に国連の学校を出て、家族と一緒に避難しています。その後、食料を探しに行くのです。

毎日の生活の中で

アマル・ロバヤさんは、「朝起きて最初に考えるのは、今日はどうやって子どもたちに食べ物を提供するかということです」とAFPの取材で語りました。夫、子供6人、義理の娘、そして2人の孫が待っています。

イスラム組織ハマスが先月7日にイスラエルを奇襲して以来、ガザはイスラエル軍の絶え間ない砲撃にさらされています。そのため、家族を養うための日々の外出はとても危険なものになっています。

南部ラファのシャブラ地区では、アマル・ロバヤさんはがれきの間を探りながら食料を探し、パン用の小麦粉を持っている隣人を探しています。

アマル・ロバヤさんの息子であるスレイマンさん(24)は、朝早くに近くのベーカリーに行き、順番を確保しています。その後、急いで給水所に向かいます。「開店時間にベーカリーに戻る前に、水を入れた水筒を1、2本用意しておくんです。運が良ければ2時間で終わることもありますが、長いと4、5時間かかることもしばしばです」とスレイマンさんは話しています。

しかし、パンを手に入れること自体が保証されていません。アマル・ロバヤさんは「私たちは家族で順番に並んでいますが、2日前には4時間半も並んだのに、順番が回ってきたときにはもうパンがないと言われました。子供たちのために少しでも食べ物を手に入れたいと頼んでも、断られてしまいました」と嘆いています。

イスラエル当局によると、ハマスによる攻撃では1,400人が死亡し、約240人が拉致されました。一方、ガザの保健当局によると、イスラエルの報復攻撃では1万800人以上が死亡し、そのうちのほとんどは子供たちです。

ロバヤさん一家が住んでいた集合住宅は、イスラエル軍の初日の砲撃で完全に破壊されてしまいました。「息子の仕事に必要な荷車を引いていた馬まで殺されました」とアマルさんは語りました。

貴重な水

一家は、かつて自分たちの住んでいた場所に積もるがれきの中で日々を過ごしています。

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