【AFP=時事】山岳救助犬といえばセントバーナードが思い浮かぶが、スイスで氷河のクレバスに転落に男性を救助するのにチワワが貢献し、称賛されている。
スイス南部バレー州の山岳救助隊「エア・ツェルマット」の先週末の発表によれば、この「奇妙な」救助活動は4日、スイス・アルプス南部のサースフェーにあるフェー氷河で行われた。
ある男性が愛犬のチワワを連れて氷河を歩いていたところ、突然深さ8メートルのクレバスに転落。チワワはへりに取り残された。
男性は無線機を携帯しており、なんとか助けを求めることができたが、救助隊は転落現場の特定に苦労した。
エア・ツェルマットは、「現場では転落現場の捜索は困難を極めた。氷河は広大で、クレバスはほとんど見えなかった」と述べた。
だが、救助隊員の一人が岩の上で小さな何かが動くのに気付いた。チワワはクレバスのへりから動いていなかったのだ。
エア・ツェルマットは、「チワワの行動のおかげで、救助隊は事故現場を正確に特定することができた」「チワワの行動が救助の成功に大きく貢献したと言っても過言ではない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News