ネタニヤフ首相、世界に立ち向かい国際的な圧力には屈しない

イスラエル首相ベンジャミン・ネタニヤフ氏は、アラブ・イスラム首脳会議がイスラエルの復讐戦争を即時停戦要求したことに対し、世界に立ち向かって必要なら屈しない姿勢を示しました。イスラエルのガラント国防相も「戦争中に我々に道徳を説くな」と反論しました。ハマスを殲滅するためのイスラエルの姿勢は、イスラエルの孤立を深めるだけだと言えます。

アラブ・イスラム首脳会議の要求に対するネタニヤフ首相の姿勢

アラブ21ヶ国を含むアラブ連盟と、イスラム諸国57ヶ国を含むイスラム協力機構は、ガザ地区の状況に対応するためにサウジアラビアで首脳会議を開催しました。この会議で、イランのライシ大統領は「パレスチナ人を救うために集まった」と述べ、サウジアラビアのムハンマド皇太子は「この残忍な戦争を断固として反対する」と強調しました。しかし、ネタニヤフ首相は「イスラエルに対する圧力には屈しない。必要であれば世界に対して立ち向かう」と宣言しました。

出典:Organisation of Islamic Cooperation

ハマスを殲滅する姿勢がイスラエルの孤立を深める

アッバス議長は「イスラエルの侵略をやめるよう要求する。戦争が続いていることは信じられない」と述べました。また、エルドアン大統領は「西側諸国の沈黙は我々を辱めている。イスラエルが民間人を殺害することは許されない」と怒りを表明しました。一方、アサド大統領は「シオニストとの政治的プロセスを停止することが最優先」と求めました。タミム首長も「イスラエルが国際法を無視し続けることを黙認している国際社会はどうなっているのか」と問いました。

出典:Prime Minister of Israel イスラエル南部の首長達と会談するネタニヤフ首相

ネタニヤフ首相の強い姿勢と意図

ネタニヤフ首相は「イスラエルに対する国際的な圧力も、兵士や国に対する虚偽の疑惑も、我々の国を守る姿勢に影響を与えない。必要なら世界に立ち向かう」と述べました。彼はまた、ハマスを殲滅する必要性を強調し、「和平を望むならハマスを殲滅する必要がある。安全保障を望むならハマスを殲滅する必要がある。イスラエルの未来を確かにしたいならハマスを殲滅する必要がある。だから我々はそれを行うのだ」と主張しました。また、彼は戦後のガザ地区がイスラエル軍によって管理されると述べ、「テロリストを殺すために必要なら再び侵入することもできる」と述べました。

出典:Government Press Office of Israel/CC BY-SA 3.0

ガラント国防相の言葉も

ガラント国防相は、「兵士や民間人、女性、子供が殺されているのに、どうして戦争中に道徳を説くことができるのか?」と問いました。さらに、彼は「ハマスが敗北するまで戦いを止めない」と述べ、マクロン大統領を含む欧州の指導者に対して意見を述べました。

このような強硬な姿勢が、イスラエルの孤立を深める可能性があることは間違いありません。

以上が、「ネタニヤフ首相、世界に立ち向かい国際的な圧力には屈しない」という話題についてのまとめです。

※アイキャッチ画像の出典:The Prime Minister of Israel

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