Baltic Sea exclusive economic zone of Sweden, “Nord Stream 1” gas leak. Coast Guard of the country provided (photo taken on September 28, 2022). [Translated and edited by AFPBB News]
米紙ワシントン・ポストと独誌シュピーゲルの合同調査によると、昨年9月にロシア産天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム(Nord Stream)」が爆破された事件には、ウクライナ軍将校が関与していた可能性が浮上している。
ウクライナ軍将校の役割
両紙によれば、この将校はウクライナ特殊作戦軍のロマン・チェルビンスキー大佐であり、破壊作戦の「コーディネーター(調整役)」として重要な役割を果たしていたとされています。
作戦の詳細
ワシントン・ポストによると、大佐は後方支援および作戦実行要員6人の監督を務めていました。実行部隊は偽名を使い、ボートを借り、潜水装置を使って海底パイプラインに爆発装置を設置しました。なお、この作戦は大佐単独によるものではなく、ウクライナ当局の指示に基づいて行われたとされています。
ウクライナ軍将校の逮捕とコメント
現在、この大佐は別件で職権乱用の疑いで逮捕されており、キーウで公判中です。彼はロシアのプロパガンダによって自身がノルドストリーム破壊に関与したという臆測が広まったことは事実無根であり、政治的な報復だと述べています。また、ワシントン・ポストは、このノルドストリーム破壊作戦はウォロディミル・ゼレンスキー大統領には伏せて立案されたものだと報じています。
以上が、ワシントン・ポストと独誌シュピーゲルの合同調査によると、ウクライナ軍将校がノルドストリーム破壊事件に関与していたという報道の概要です。事件の真相が明らかにされるまで、詳細な情報を待ちたいと思います。
【原文:https://news.yahoo.co.jp/articles/43fc7c3d76a736c56d316aaaa733f56f33fb235a】
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