岸博幸氏「ブラックリストに載っているはず」税金滞納の神田財務副大臣を起用した官邸判断に疑問

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税理士資格を持ちながら、固定資産税の滞納と4回の差し押さえを受けた神田憲次財務副大臣が、現職に残ることに関して、元経産省官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏(61)が疑問を呈しました。

「サンデー・ジャポン」に出演した岸氏は、「これだけ国民の関心が税金に集まっている。将来増税か、減税か、税に関心が高まっている中、税金を担当する財務省の副大臣が税金を4回も滞納し、差し押さえを受けたことは普通ではありえません。報道が出た後も彼が在任し続けるのはおかしい。本人が辞めないなら、官邸は即座に更迭すべきです」と述べました。

それに加えて、岸氏は次のようにも指摘しました。「通常、閣僚や副大臣を任命する前に身体検査が行われますが、その段階で情報が明るみに出ていなかったのか。今回、神田氏が滞納したのは地方税の固定資産税です。この税金は自治体が徴収するものですが、彼が4回も滞納し、差し押さえも受けているので、彼はブラックリストに載っているはずです。国税庁とも情報を共有しているはずなので、官邸に報告されてもおかしくありませんでした。おそらく官邸が身体検査をしていなかった可能性もあります」とのことです。

また、慶大特任准教授の若新雄純氏も、岸田首相の決断力について言及しました。「岸田総理は『聞く力』に能力をすべて費やし、決める力がないのではないかと思ってしまいます。神田氏を辞めさせるべきですが、いろんな立場の人に『辞めさせるべきだよね』『辞めさせてもいいんだよね』と聞いているようです。しかし、世論は時間差があるものです。我々の怒りが明日にでも届いて『ニュースでも辞めろって言っている。そうか、じゃあ…』という総理大臣に、今の日本の状況を任せられるかという不安がますます募る」と述べました。

(ソースリンク: 日本ニュース24時間