「個人としての弔意を示すため」創価学会池田名誉会長死去受けた岸田総理の対応めぐり松野官房長官

創価学会の池田大作名誉会長が亡くなったことを受けて、岸田総理は内閣総理大臣として弔意を発信しました。しかし、この対応については政教分離の観点から問題視する声もあります。今回は、松野官房長官のコメントを通じて、岸田総理の対応について考えてみましょう。

岸田総理の「個人としての弔意」とは？

松野官房長官によると、岸田総理が「個人としての弔意」を示したのは、公明党の創立者である池田大作氏への個人的な思いを表すためだったとのことです。岸田総理は自身のSNSアカウントやウェブサイトで弔意を示しました。

政教分離の観点からは、首相としての公の立場と個人としての行動を分ける必要があるという意見もありますが、岸田総理の行動はあくまで個人的なものだったという認識です。

松野官房長官は、過去の例として去年の12月に前ローマ教皇のベネディクト16世が亡くなった際に岸田総理が弔意を示したことを挙げました。これにより、岸田総理は宗教団体の幹部に対しても同様の行動をとってきたことを示しています。

岸田総理の池田大作名誉会長への弔意表明は、あくまで個人的な立場から行われたものであり、政教分離の原則に反するものではないという松野官房長官の認識が示されました。これにより、岸田総理の対応に対する疑問や問題視する声に対して、一定の説明がなされたと言えます。