落下した鉄パイプが男性を直撃、建設会社が遺族に大和解金を支払い

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和歌山市での建設現場の悲劇により、男性が鉄パイプの直撃で命を落としました。そして、この事故に関連して建設会社と遺族の間で行われた損害賠償の訴訟が大阪地裁で和解に至りました。この和解金はなんと約1億3300万円という額です。

鉄パイプの落下事故

亡くなった男性は当時、26歳の銀行員、板垣智之さんでした。この事故は、12階建てのビルの最上階で行われていた解体作業中に鉄パイプ(重さ約5・3キロ、長さ約1・5メートル)が落下し、通勤途中だった板垣さんに直撃したというものです。

遺族の訴訟と和解成立

板垣さんの妻と長女は、建設会社「ヒロケン」(和歌山市)を含む関係者を相手取り、落下防止措置の怠りが事故を引き起こしたとして訴訟を起こしました。彼らは慰謝料の他に、板垣さんが将来得られるはずだった収入(逸失利益)などの賠償を求めました。

業務上過失致死罪の判決確定

この事故により、ヒロケンの社長は業務上過失致死罪で起訴され、今年5月に和歌山地裁で有罪判決を受け、確定しました。

このような状況の中、建設会社は遺族に大和解金を支払うことで合意しました。和解金の額は約1億3300万円であり、遺族にとっては少なからず救済となったでしょう。

以上が、和歌山市での鉄パイプの落下事故に関する報告です。

Source link: 日本ニュース24時間