フィンランドのオルポ首相は、難民の流入を阻止するため、ロシアとの国境にある検問所の中で最北端の1か所を除き、すべての検問所を閉鎖すると発表しました。この措置は、24日から実施されます。
フィンランドは、今年初めからイエメン、アフガニスタン、ケニア、モロッコ、パキスタン、ソマリア、シリアなどの第三国から600人以上の難民申請者がロシアを経由して入国していることが判明しました。これに対応するため、フィンランドはすでに国境にある9か所の検問所のうち4か所を閉鎖しています。
オルポ首相は、「東部国境の状況が悪化している兆候が増大している」と述べ、さらなる措置として国境の閉鎖を決定したことを明らかにしました。
フィンランド政府はこれまでにロシアが意図的に難民申請者を国境に送り込んでいると非難してきましたが、ロシア側はこれを否定しています。ロシア大統領府のペスコフ報道官は、フィンランドによる国境の検問所の一部閉鎖を「非常に遺憾」と述べました。
この措置により、フィンランドは難民の流入をより強力に阻止することが期待されます。
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