ガザ地区でイスラエル軍の空爆により片脚を失ったパレスチナの13歳少年が、エジプトに到着しました。この少年は、CNNの取材に応じ、休戦延長を願い、永遠に続く停戦を望んでいます。
モハメド・ハレドさんの訴え
休戦の合意について、13歳のモハメド・ハレドさんは「延長して完全な人道休戦にしてほしい。僕たちが自由で安全に生きられるように」と訴えています。また、彼は「たった4日間では殉教者たちの埋葬すらできません。もし埋葬できたとしても、あの悲劇が再び起こります。休戦が延長され、ずっと続く停戦が訪れることを願っています。そうすれば食料や支援が届くでしょう。しかし、私たちは多くは求めていません」と付け加えました。
ハレドさんは、ガザ地区の自宅で家族と過ごしていたとき、ミサイルが彼の部屋の天井を突き破り、彼の横で爆発しました。「破片が僕の脚を貫通して切断しました。血と肉と骨だけが残りました」と彼は語りました。また、彼の右手には包帯が巻かれており、中指が欠損していました。「指の先端の肉がすべてなくなり、骨が突き出ていました」と彼は明かしました。
エジプトでの治療とアラブ首長国連邦での義肢装着
ハレドさんと彼の母であるファトマ・ノファルさんは、エジプトで治療を受けるためにラファ検問所のエジプト側で手続きを待っている間、救急車の中でCNNの取材に応じました。ハレドさんはエジプトで治療を受けた後、アラブ首長国連邦で義肢を装着する予定です。
ノファルさんは、他の負傷した子どもたちもガザの外で治療を受けさせるよう訴え、ガザ地区の窮状を訴えました。「使えるベッドも医薬品もない。他の人々が親のいない子どもたちの面倒を見ています。家族の中で生き残ったのはたった1人だけです。わずか1歳半の女の子もその中にいました」とノファルさんは語りました。彼女はまた、「看護スタッフは全力を尽くしていますが、対応が追いつかない」と話し、重傷を負った患者が「家族のもとに取り残されて死んだ」という話を聞いたと打ち明けました。
この少年の物語は、多くの人々の心に深い感銘を与えています。彼の治療と回復を願い、ガザ地区の窮状が早く改善されることを祈りましょう。
Source: 日本ニュース24時間
