文大統領「名誉回復に最善」 韓国で「慰安婦の日」、対日抗議集会も

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韓国の文在寅大統領(右端)=14日、ソウルの大統領府(聯合=共同)
韓国の文在寅大統領(右端)=14日、ソウルの大統領府(聯合=共同)

 【ソウル=名村隆寛】韓国で法定記念日に定められた「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」の14日、政府主催の式典がソウルで開かれた。文(ムン)在寅(ジェイン)大統領は出席しなかったが、「韓国政府は被害者の尊厳と名誉回復のために最善を尽くす」とのメッセージを寄せた。

 式典には元慰安婦の女性や市民団体、専門家ら約300人が参加。文氏は慰安婦問題について「国際社会で共有し、広めていく」とも伝えたが、日本への批判はなかった。文氏は昨年、中部、忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)市の国立墓地で開かれた第1回の式典には参加し、演説した。

 式典であいさつした陳(チン)善美(ソンミ)女性家族相は「慰安婦問題を女性の人権問題として確立し、歴史の教訓として記憶されるよう後世に教育していく」などと語った。

 また、ソウルの日本大使館前では、慰安婦問題で日本に抗議する1400回目の集会が開かれた。

 一方、ソウル市中心部の南山(ナムサン)では、同市などが主催する慰安婦像(記念碑)の除幕式が行われた。式典は日本の朝鮮半島統治時代に「朝鮮神宮」があった場所の付近で、朴(パク)元淳(ウォンスン)市長や陳氏、慰安婦問題で韓国の主張に賛同する日系米国人のマイク・ホンダ元米下院議員らが出席。元慰安婦の女性があいさつで安倍晋三首相を「嘘つきだ」と強く批判するなど、除幕式は安倍政権を糾弾する色合いが濃かった。

 この日の集会は韓国の13都市で開かれ、ソウル市内では南山以外でも、慰安婦像が設置された。また、日本や米国、オーストラリア、台湾など12カ国・地域の37都市でも慰安婦問題に抗議する集会が開催されたという。集会の海外への拡散について韓国メディアは「一層意味の大きいものとなった」(聯合ニュース)と評価している。

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