“頂き女子りりちゃん”のマニュアル買った大学生の女「正しいやり方で女の子たちを救いたい」検察は懲役4年6か月求刑

大学生の女性が「頂き女子りりちゃん」のマニュアルを利用して、男性2人から現金1000万円以上をだまし取った罪に問われています。検察は女性に対して懲役4年6か月を求刑しました。

マニュアルを利用した詐欺行為

名古屋市中区の大学生、家田美空被告(21歳)は今年3月から5月にかけて、マッチングアプリで知り合った男性2人から合計1065万円をだまし取りました。彼女は「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告が作成したマニュアルを参考にして犯行に及んだとされています。

裁判で家田被告は起訴内容を認め、「犯罪だとは思わなかった」と述べています。

検察と弁護側の主張

名古屋地裁で行われた裁判で、検察側は「人の気持ちにつけ込む卑劣な犯罪」として懲役4年6か月を求刑しました。このような犯罪行為は大変重い刑罰が求められます。

一方、弁護側は「家田被告は生活費と学費を稼ぐために犯行に及んだ。被害者との示談も成立し、被害金の弁済および慰謝料の支払いも行っている」と述べて、執行猶予付きの判決を求めました。

正しいやり方で女の子たちを救いたい

裁判官から「最後に述べたいことはありますか?」と尋ねられた家田被告は、「今回、私のようにりりちゃんに救われた女の子たちから、りりちゃんを奪ってしまった。公認会計士や弁護士になり、りりちゃんの子どもだましの魔法ではなく、正しいやり方で女の子たちを救いたい」と語りました。

判決は12月15日に言い渡される予定です。

この記事の元のリンク:日本ニュース24時間