「離党報道の否定」からわずか6日後に新党結成の前原誠司氏に批判殺到 門田隆将氏「茶番も大概にせよ」

前原誠司氏

国民民主党の前原誠司代表代行が、同党を離党して新党「教育無償化を実現する会」を立ち上げると発表しました。しかし、SNS上では前原氏の行動に対して厳しい批判の声も相次いでいます。

前日の30日、前原氏は国会内で記者会見を開き、新党結成の意志を明らかにしました。彼は非自民・非共産の野党勢力を結集し、「政権交代の道筋をつけたい」と述べました。前原氏は新党の代表に就き、副代表には前滋賀県知事の嘉田由紀子参院議員を任命することを示しました。

加えて、国民民主党を離党した斎藤アレックス、鈴木敦の両衆院議員と無所属の徳永久志衆院議員も新党に参加し、計5人で新たな船出となりました。徳永氏は以前、立憲民主党から離党届を提出し、7月に除名処分を受けていました。記者会見では、この5人が新党の発足を報告しました。

ところが、先月24日には国民民主党が補正予算案に賛成した場合に離党する意向を報じられていたため、前原氏は自身のSNSで「補正予算の賛否を理由に、重大な政治的決断をすることはありません。本人に確認することなく、このような記事を書くとは。誤報です!」と否定していました。そしてまさかの新党結成がわずか6日後に実現してしまったのです。

この件について、作家の門田隆将氏は自身のSNSで「記者たちがのぼり旗やロゴといった『新党の準備』を既に終えていた記者会見に対し、『ならば先週の離党報道の全否定は何だったんだよ!』と怒りを表明しました。1か月後の1月1日には、国会議員が5人以上いる政党には政党交付金が年間4回に分けて支給されます。前原誠司氏の『教育無償化を実現する会』にも数億円が流れるのでしょうか?茶番も大概にせよ」と厳しい意見を述べました。

また、大王製紙前会長の井川意高氏も自身のSNSで「どうせ政党助成金目当てだろ。教育無償化が本当の目的の政党?無償化を実現したら議員を辞めるのでしょうか?無償化が達成されれば目的は達成されたと言えるのではないでしょうか?」と皮肉を込めて批判しました。

SNS上では他にも「ただ単に政党助成金を得るために無所属の議員5人を急いで集めて新党を作っただけに見える」「もっと具体的に『30年を取り戻す』方法を示してほしい」「民意を得るのはなかなか難しいでしょう」「ただの金目当てに違いない!」など、多くの批判の声が寄せられました。

ソースリンク: 日本ニュース24時間