米議会下院は、共和党のジョージ・サントス議員を除名する決議案を可決しました。サントス議員はMBA取得の経歴詐称や選挙資金の不正使用など、さまざまな疑惑が浮上していました。
ジョージ・サントス議員の除名
議会下院で行われた採決で、必要な3分の2以上の311人が賛成し、ジョージ・サントス議員の除名が決まりました。これにより、下院議員の除名は約20年ぶりで、6人目のケースとなります。採決の終了を待たずに、サントス氏は議場を退席しました。
「分かる?非公式なんだよ。私はもう議員ではない。あなたたちの質問に答える必要はない」とサントス議員は述べました。
下院の政治構図の変化
サントス議員の除名により、下院の共和党議席は221、民主党は213となり、その差は8に縮まりました。これにより、対立が一層鮮明化すると予想されています。サントス議席の空席は、特別選挙が行われる見込みで、2024年2月ごろの予定です。
疑惑の背景
サントス議員には、2022年11月の中間選挙で初当選後、金融業界での経験やMBA(経営学修士)の取得歴が疑われており、さらには祖父母がユダヤ系でホロコーストの生存者であるとされる経歴が嘘であることが判明しました。
さらに、失業手当の不正受給や議会への虚偽証言などの罪で起訴された他、超党派の委員会による調査では、選挙資金がボトックス注射や高級ブランド品の購入に使われていたことも指摘されています。
この記事の画像は、ジョージ・サントス議員のものです。
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