「日大アメフト部被告の男が初公判で心境語る 薬物使用は「10人程度」か “廃部撤回”の署名に1万人以上」

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日本大学のアメリカンフットボール部における薬物事件の被告の男性が初公判で心境を語りました。また、廃部の撤回を求める署名活動には1万人以上が賛同しています。

撤回は“教育放棄”と憤慨

関西学院大学の名将・鳥内秀晃前監督は、日本大学アメフト部の廃部方針を厳しく批判しています。彼は教育機関である大学が学生に寄り添っていくのが当然だとし、「何もせずに廃部することは教育放棄だ」と怒りを表明しました。彼の思いに共感した関西学院大学アメフト部OBも廃部の撤回を求める署名活動を行っており、賛同者は既に1万7000人を超えています。

部内で薬物使用が蔓延していた可能性

日本大学アメフト部の廃部に関連して、薬物取締法違反の罪に問われている北畠成文被告の初公判が行われました。北畠被告は起訴内容を認め、親や大学関係者に迷惑をかけたことを謝罪しました。また、北畠被告は寮で見つかった植物片を副学長がもみ消してくれると思ったと述べ、アメフト部内での薬物使用について「10人程度だと思う」と示唆しました。北畠被告に対しては懲役1年6カ月が求刑されています。

日本大学は薬物事件を受けて改善計画を提出し、林理事長らが詳細を説明する予定です。

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