ひろゆき氏 自民党裏金疑惑で竹中平蔵氏と激論「自分たちで裏金作る仕組み」「開き直り」

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「ひろゆき」こと、西村博之氏
実業家の西村博之(ひろゆき)氏(47)が1日、MCを務めるABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)にリモートで生出演し、自民党安倍派が政治資金パーティーを舞台に巨額の裏金作りをしていた疑惑について、元総務相で経済学者の竹中平蔵氏(71)と激論を繰り広げる一幕がありました。

安倍派の裏金疑惑

党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)が、パーティー券収入のうち、ノルマを超えた場合の一部を議員側キックバック(払い戻し)していた疑いが浮上しています。その収入を報告書に記載せず、過去5年で1億円以上の金が裏金になっている可能性が指摘されています。

この問題について竹中氏は、「人の批判、政党の批判をするけど、これは制度の問題なんですよ」と政党、政治家批判を回避しました。過去の政治とカネをめぐるスキャンダルを例に挙げ、政治資金のあり方を解説しました。

しかし、ひろゆき氏は「そういう議論が持ち出されるのはどうかと思う。だって、その制度を決めているのは政治家じゃないですか?政治家が制度を決め、自分たちで裏金を作る仕組みにして、“あ?バレちゃった”って、バレちゃったけど制度がそうだからOKでしょうって開き直りな気がして」と猛反論しました。

熱い論争

ひろゆき氏の「開き直り」発言に、今度は竹中氏がヒートアップしました。発言途中のひろゆき氏を無視しながら、「開き直りなんかしてない。そんな開き直りなんかしてないですよ。今までの制度を作ったのは政治家だし、その政治家を選んでいるのは国民なんだから。常に国民のチェックが間接的だけど入っている」と持論を貫きました。

議論は一時、ひろゆき氏と竹中氏が同時に主張し続ける異常事態に陥りました。ひろゆき氏は「政治家が自分たちで裏道は絶対作らないような法律を作りました、というのならいいですけど。でも1万円以下は領収書はいらないとか、開き直れるような根拠を作っている」と譲りませんでした。竹中氏も「制度を作っても無駄だという議論をしてしまったら、もう思考停止ですよ。制度を作って、そこを外から学ぶべきものは学んで、この際、問題になっているんだから、(制度を)変えなくちゃ」と訴えました。

この熱い討論が注目されています。

参照リンク:日本ニュース24時間