立憲民主党・枝野氏「政党の過去とキックバック問題に向き合う」

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立憲民主党の枝野幸男前代表は、衆院予算委員会の集中審議で、自民党派閥のパーティー券を巡る裏金問題についての質問に答えました。「キックバック(還流)を否定するわけではない。われわれもかつての政党では、そうしたパーティーはあったし、褒められたことかどうかは別として違法ではない」と述べました。

枝野氏の指摘

枝野氏は、問題は政治資金収支報告書へのキックバックの記載漏れにあると強調しました。「政治資金規正法の意図的な不実記載という大変、重い犯罪になる」と指摘しました。

また、枝野氏は以下のように説明しました。「ノルマを超えた売り上げがあった場合、(収支報告書に)パーティー収入として計上する。頑張って売ったから、その一部または全部を、何らかの名目で事実上、売った人に戻す。戻した資金の移動も収支報告書に載せる。われわれもかつての政党では、そうしたパーティーはあった」と明らかにしました。

さらに、自民党派閥のケースについて「売り上げをパーティーの収支として報告しない、キックバック分の収支も載っていない。それは裏金になる」と指摘しました。また、「裏金で政治資金として報告されていない金は、一般的には雑所得だ。報道されているような1000万円レベルであれば、所得税申告していなければ脱税になる」との見解を示しました。

このように、枝野氏は過去の政党におけるパーティー券に関わるキックバックの実態を語り、問題の所在を明らかにしました。

参照リンク:日本ニュース24時間