北朝鮮、2万人の前で男女9人を公開処刑…理由は「牛肉売った」

北朝鮮の国旗

昨年夏、北朝鮮で男女9人が牛肉を違法に流通させたことが摘発され、処刑されたという報道がありました。北朝鮮では、牛を私的に所有したり販売することが禁止されています。食糧難に悩む北朝鮮では、牛の違法な流通を重大な犯罪と見なしているのです。

具体的には、男性7人と女性2人が銃殺されました。彼らは2017年から今年2月までに病気で死亡した牛2100頭以上を違法に販売した容疑をかけられたのです。

彼らは違法な牛肉流通組織を作り、平壌の飲食店や業者に供給していました。容疑者たちは両江道の家畜検疫所所長や平壌の食堂管理者、そして軍務中の大学生などでした。

この公開処刑を目撃したある住民によれば、2万5000人もの人々が処刑場に集まったそうです。その住民は「山一面に人々が集まり、軍人によって1人ずつ銃殺された」と語っています。

当時、恵山市の工場や農場、市場は閉鎖され、「17歳から60歳までの全ての人が参加せよ」という命令が下されたといいます。

北朝鮮の人権団体「転換期正義ワーキンググループ」によると、2011年から2018年までの8年間で、少なくとも27件の公開処刑が行われていたとのことです。

この記事のオリジナルソースはYahoo!ニュースです。

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