米中央軍は１６日、紅海で活動中の米軍のミサイル駆逐艦「カーニー」が無人機１４機を撃墜したと発表しました。これらの無人機はすべてイエメンの反政府武装勢力フーシの支配地域から発射されたものです。フーシはイスラエルと戦闘を続けるイスラム主義組織ハマスを支持しており、紅海で無人機の発射や商船への攻撃を繰り返しています。
商船運航停止による国際的な影響
紅海での商船運航停止の影響は今後広がることが予想されます。欧州の海運大手は既に紅海でのコンテナ船の運航を全て見合わせると発表しており、デンマークのAPモラー・マースクやフランスのCMA-CGMなどが該当します。また、スイスのMSCは、船舶をスエズ運河から迂回させる措置をとる予定です。
フーシの攻撃への対応策
フーシの報道担当者は、オマーンが仲介して国際的な当事者との協議を行っていると述べました。この協議では、紅海とアラビア海でのフーシの作戦について話し合われる予定です。フーシは、イスラエルの「侵略と包囲」が終わるまで攻撃を続ける姿勢を強調しています。
危機の中での米軍の活動
米軍は紅海での活動を継続しており、ミサイル駆逐艦「カーニー」が無人機１４機を撃墜したことでその能力を示しました。これにより商船や国際的な海上輸送への脅威を軽減する役割を果たしています。
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