統計業務改善へ工程表作成 厚労省の懇談会が提言


 統計不正問題を受けて再発防止策を話し合う厚生労働省の有識者懇談会は20日、業務改善の工程表作成や、人工知能(AI)の積極的な活用、専門人材の育成などを盛り込んだ提言をとりまとめた。懇談会の提言を踏まえ、厚労省は8月中に対策を公表する予定。

 有識者懇談会は大学教授や弁護士らで構成し、7月に初会合を開いて議論を重ねた。提言では一連の不正問題の教訓を踏まえた対策を着実に行うために工程表の作成を要請。進捗(しんちょく)状況を確認する常設の有識者検討会を設置することを促した。

 業務の効率化につながるAI導入に向けた調査研究を進めるほか、部外者がデータを活用しやすい仕組みづくりや専門知識を持つ人材の育成なども求めた。



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