ロシアのプーチン大統領が、来年3月の大統領選への立候補を正式に届け出ました。政権与党の支持を受けつつ、通算5期目へ向け準備を進めているようです。
プーチン大統領は18日、モスクワ中心部の中央選挙管理委員会を訪れ、大統領選への立候補届け出を行いました。
通算5期目を目指して、プーチン大統領は無所属で立候補します。しかし、政権与党の「統一ロシア」は17日に党大会を開催し、彼の支持を全会一致で決定しました。
党大会で、プーチン大統領は「自国の利益を放棄して他国の衛星国になるわけにはいかない。ロシアが主権を持ち続けるか、完全に存在しなくなるか、そのどちらかだ」と述べ、アメリカなどとの対立を深めるウクライナ侵攻に対して立ち向かう姿勢を強調し、結束を呼びかけました。
政権側は、来年3月の大統領選挙での得票率を80％とする目標を掲げており、”圧勝”によってウクライナ侵攻への国民の信任を獲得しようとしているとみられます。
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