タカラジェンヌ死亡、歌劇団がパワハラの聞き取り調査を中止

宝塚大劇場

宝塚歌劇団の宙(そら)組に所属する女性(25)が9月に死亡した問題で、歌劇団が複数の上級生らからのパワーハラスメントについて聞き取り調査を始めたことが明らかになりました。歌劇団側の調査報告書ではパワハラの確認はされなかったという結果でしたが、遺族側の要望を受けて再度精査することが決定されました。

歌劇団の調査報告書について

歌劇団は先月14日に公表した弁護士による調査報告書で、女性の死亡の背景に長時間の過重業務があったと指摘しながらも、上級生によるパワハラは確認されなかったと報告しました。しかし、遺族はパワハラの認識と謝罪を歌劇団に求める意見書を提出しました。

再調査の決定と今後の展開

関係者によると、歌劇団は遺族の意見書を受けて、女性を叱責したとされる上級生らを対象に聞き取り調査を行うことにしました。報告書の内容に縛られず、パワハラの有無を再度判断する予定です。そして、近く遺族側と面談し、自身の見解を伝える方針です。

また、歌劇団は18日、公表していた調査報告書のホームページでの掲載を取りやめることを発表しました。歌劇団は「ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に協議してまいりたいと考えており、ご遺族の要請もございましたことから取りやめることとしました」と説明しました。

この問題については今後も注目が集まることでしょう。詳細情報は日本ニュース24時間でご覧いただけます。

ソースリンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/84194b0f5b55e319ab1f83eb3c59209b0b36dafb