イタリア料理の人気チェーン店「サイゼリヤ」で、思わぬトラブルが起きました。子ども連れの家族に対し、「騒ぐと退店させます」という警告があったのです。これにより、大きな波紋が広がっています。投稿がSNS上で2702万回も表示され、1万2000回もリポストされ、7万人以上から「いいね」をもらうなど、議論を巻き起こしました。詳しい経緯について、投稿者本人に話を聞いてみました。
「騒ぐと退店になります」と店員から警告
討論を巻き起こしたのは、11月下旬の投稿です。投稿者の隣のテーブルには、子ども連れの家族が座っていました。子どもが2、3秒間泣いたとたんに、すぐに親が抱き上げて静めていたのですが、店員が「すごい速さ」でやってきて、家族に対して「騒ぐと退店になります」と警告したという内容でした。
11月29日、J-CASTニュースの取材に応じた投稿者によると、この出来事は東京都内のサイゼリヤで起きました。SNS上に投稿した結果、波紋が広がったのは、隣の家族のエピソードでしたが、投稿者自身の家族も入店時に「騒ぐと退店になります」と伝えられていたそうです。投稿者の子どもたちは未就学児であり、「声は大人よりも大きかったかもしれませんが、騒いではいなかった」とのこと。その日の店内は家族連れやサラリーマンで混み合っており、「わりと騒がしい状態」だったそうです。
投稿者が案内された席の隣には、3人家族と2歳ほどの子どもが座っていました。20分ほど隣にいた間、子どもは椅子に座り食事をしており、騒いだり走り回ったりはしていなかったそうです。それにもかかわらず、隣の家族には「騒ぐと退店になります」と注意がありました。当時の様子を投稿者は以下のように振り返っています。
「食事中に子どもがグズりだし、泣いてしまったのですが、すぐにお母さんが抱き上げてあやしていました。すると、私たちが入店する際に対応した店員がやってきて『騒ぐと退店になります』と伝えていました(即時退店の指示ではなく、警告だと思います)。そのお母さんは本当に申し訳なさそうに何度も謝っていました」
サイゼリヤの本社広報は、「個別の案件についての回答は差し控えさせて頂いております」とコメントしており、現時点では詳しい見解が明らかにされていません。
この件については、子ども連れの家族をはじめ多くの人々から意見が寄せられています。子どもが静かに座っているかどうか、周囲の騒音レベル、店の方針など、さまざまな要素を考慮しながら、それぞれが意見を述べています。