ウクライナ東部マリンカ「制圧」 ロ大統領、選挙前に戦果誇示

ウクライナ東部のドネツク州に位置するマリンカが、ロシア軍によって完全に制圧されたと報じられました。この報告は、ロシア国防相のショイグ氏がプーチン大統領に対して行ったものです。

プーチン大統領は、この制圧を「戦果」として誇示し、関与した部隊に対して「祝意と謝意」を伝えました。マリンカはドネツクの州都から西へ約30キロに位置し、親ロシア派が占拠していました。この制圧は、来年の大統領選挙に向けたプーチン氏の「追い風」となる可能性があります。

英国防省は先月の戦況報告で、ロシア軍がマリンカの大半を制圧したがウクライナ軍が一部を死守していると分析しています。このロシア軍の作戦は、ドネツク州で支配していない地域への勢力拡大を狙ったものとされています。

一方、ウクライナ軍当局者はロシア軍の完全制圧の情報は誤りであり、まだ戦闘が続いていると主張しています。

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