佳子さま29歳誕生日「誰もが幅広い選択肢を」

佳子さま、秋篠宮家の第二王女が29歳の誕生日を迎えました。佳子さまはこの一年、さまざまな活動に取り組んできました。「誰もが安心して暮らせる」社会と「誰もが幅広い選択肢を持てる」社会を願っています。また、ジェンダー平等や社会の偏見についても積極的に発信しています。以下では、宮内庁が公開した佳子さまの一年間の活動を紹介します。

1月

佳子さまは、「聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」にご臨席しました。きこえない子どもやきこえにくい子どもの保護者たちの経験や、彼らを支援してきた教育者たちの話に感銘を受けました。また、会前には「全国聾学校作文コンクール」の佳作以上の44作品を読まれました。

佳子さまはまた、公益財団法人日本テニス協会の「創立100周年記念式典」にもご臨席されました。この席で佳子さまは、日本テニス協会や関係者が「生涯スポーツ」「観るスポーツ」「競技スポーツ」としてのテニスの普及に努めてきたことに触れ、テニスに携わりたいまたは観戦したいと思うすべての人々が制約なく楽しむことができるように願いを述べられました。

3月

佳子さまは茨城県を訪問し、「偕楽園左近の桜植樹式典」にご臨席しました。この式典は、台風で倒れた皇室ゆかりの桜の後継木を植樹するためのものでした。また、佳子さまは「好文亭」と「弘道館」も訪れました。さらに、「茨城県立水戸聾学校」を訪問した際には、中学生や高校生の発表や制作物を通じて学校生活や将来の目標が伝わってきたとのことです。また、後日、植樹された桜の花を見た佳子さまは大変喜ばれたそうです。

5月

佳子さまは「森と花の祭典―『みどりの感謝祭』式典」に名誉総裁としてご臨席されました。ここで佳子さまは、森林ボランティアや街を花や木で彩る活動に取り組んできた受賞者とお会いし、彼らが工夫した活動についてお話を伺いました。

また、佳子さまは宮城県を訪問されました。石巻市の南浜津波復興祈念公園でご供花をされた後、震災で亡くなられた方々への哀悼の意を表されました。その後、「みやぎ東日本大震災津波伝承館」や「石巻市震災遺構門脇小学校」を訪れ、展示物や遺構に耳を傾けられました。亡くなられた方々や被災された方々への思いを伝える重要性を改めて感じられたそうです。最後に、仙台市で開催された「全国都市緑化祭」にご臨席され、美しい庭園を楽しまれました。また、緑化フェア期間中に開催された「宮城県美術館」の特別展示も見学されたそうです。

佳子さまの一年間の活動は、多岐にわたり、社会において重要なテーマにも取り組んでいます。佳子さまは、誕生日を迎えた今後も、さまざまな活動を通じて社会に貢献されることでしょう。

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