宝塚劇団員急死のずさん対応 現役生を通行人がいきなり罵倒する〝実害〟も発生

宝塚歌劇団所属の劇団員女性Aさんが亡くなった一件は、ファンにも大きな衝撃を与えました。

2月に一部週刊誌が同劇団内でいじめがあったと報じられ、その後の聞き取り調査の最中にAさんが急逝してしまいました。

劇団側は10月の定例取材会で、報道内容が事実ではない可能性を指摘しました。さらに、「上級生が下級生に髪型のアドバイスをするのは普通のことであり、意図的な傷つけはなかった」といじめの存在を否定しました。

この対応に怒りを感じているのは、長年の雪組ファンの一人です。

「問題を放置するから、この騒動が大きくなったんです。憶測が広まっています」と彼女は非難し、さらに劇団員自身にも「実害」が及んでいることを明かしました。

「生徒が稽古に行くとき、すれ違った通行人から『人殺し』と罵倒されることもあるそうです」

宝塚に関しては、西宮労働基準監督署が勤務実態と組織体制を調査しました。労働基準法の適用範囲内であれば指導を行うことがありますが、具体的な情報は公表されていません。

2年前にも労働基準監督署から「是正勧告」を受けていた宝塚。演出助手の休日労働などに関して「是正勧告」を受けたことがあります。

宝塚のスタッフ部門では、「宝塚の衣装を作りたい」という宝塚好きな人しか就職しないと言われています。他の劇団に比べて待遇が良いとは言えませんが、1つの舞台で400着の衣装を用意する必要があり、スタッフの残業は当たり前です。

宝塚の企業体質に問題があることは間違いありません。

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