中国当局が台湾の人気バンド「メイデイ(五月天)」に圧力をかけ、台湾を中国の一部とする中国の主張を支持するよう要求したと、ロイター通信が報じました。この情報は台湾当局者や内部資料に基づいており、来年1月13日に行われる台湾総統選への介入の可能性が出ています。
メイデイに対する疑惑
中国の官製メディアによると、メイデイが昨年11月に上海で行ったコンサートで実際には歌っていないのに、音声だけを流す「口パク」を行った疑いが浮上し、上海市当局が調査を始めたと報じられました。中国の条例では「口パク」は禁止されていますが、メイデイの所属事務所はこれを否定しています。
反発する中国の国務院台湾事務弁公室
台湾メディアによると、中国で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室の報道官は、ロイターの報道を「フェイクニュースだ」と反発しました。
この報道によると、中国当局は台湾の人気バンドに対して影響力を行使しており、台湾総統選に向けた政治的な圧力がある可能性があります。このような情報は国内外で注目され、台湾の音楽業界や政治状況に大きな影響を与える可能性があります。