モスクワの中心部、赤の広場で23日夜、毎年恒例の国際軍隊音楽祭「スパスカヤ塔」が始まり、日本の陸上自衛隊中央音楽隊が初めて参加、聴衆を魅了した。
陸自音楽隊は日の丸を掲げ、笛や和太鼓、着物姿の女性歌手を伴い登場。赤の広場の特設会場に日本の雰囲気が漂った。
ロシアをはじめイタリア、トルコ、エジプト、中国、北朝鮮、韓国など多くの国の音楽隊も参加した。音楽祭は9月1日まで。
スパスカヤ塔は赤の広場に隣接するクレムリンの城壁にそびえる塔。巨大なルビー色の星とクレムリンの大時計が飾られていることで知られる。
音楽祭は、モスクワの夏の終わりを告げる風物詩として定着、内外の多くの観光客が訪れるようになった。日本からはこれまでに徳島阿波おどり、秋田竿灯まつり、盛岡さんさ踊りが参加している。(共同)