日本航空機衝突事故からの驚きの脱出までの18分

日本の国旗

航空機の衝突事故から脱出までわずか18分かかりました。2日、東京羽田空港で海上保安庁の航空機と衝突した日本航空旅客機の機長が、その瞬間を次のように語っています。「脱出口8つのうち5つが炎上していた。私は最後に脱出用スライドから降りた」

事故の経緯

事故機には機長を含めて3人のパイロットが搭乗していました。彼らは事故の状況を詳しく会社に報告しています。事故は、2日午後5時47分ごろ、羽田空港の滑走路に着陸した直後に発生し、海上保安庁の航空機と衝突しました。その後、1キロほど滑走路を走行した後に止まることができました。しかし、その時点で既に機体は火災に包まれていました。

驚きの脱出劇

機長は「旅客機が停止した時、コックピットでは火災が発生した事実を認識することができなかった」と話しています。「複数の客室乗務員が機体に火災が発生したことを確認し、乗客に『落ち着いてください』と大声で叫んだ」と続けました。また、「9人の乗務員のうち責任者がコックピットに駆けつけてきて火災の発生を報告した」と説明しました。

インターフォンシステムが故障していたため、報告が難しかったのです。しかし、乗務員たちは迅速に判断し、人命被害を防げたのです。日本のマスコミは、乗務員が乗客を全員安全に避難させる「90秒ルール」のおかげで乗客が無事だったと報じています。

唯一の生還

機長は「(すでに開かれた2つの脱出口を除く)残りの6つの脱出口のうち5つには火の手が回り開けられなかった」と語っています。「唯一開けられたのは客室の最後尾の左側の脱出口だけだった」とのこと。その後、機長が脱出用スライドから降り、地上に無事着陸しました。この時刻は事故から18分後の午後6時5分でした。

日本航空のパイロットたちは、衝突直前まで海上保安庁の航空機を視認できなかったと供述していますが、「衝突の直前に一瞬、何かが見えた」と話すパイロットもいました。

この驚きの脱出劇の詳細は、こちらで確認できます。