イタリアが左派連立で合意 コンテ首相続投へ


 【パリ時事】右派政党「同盟」と新興左派「五つ星運動」による連立政権が崩壊したイタリアで28日、五つ星と前与党の中道左派・民主党がコンテ首相の続投による連立政権の樹立を目指すことで合意した。これにより年内の総選挙は回避される見通し。マッタレッラ大統領は29日にコンテ氏を呼び、組閣を指示するとみられる。

 民主党のジンガレッティ書記長(党首)は記者団に対し「われわれはこの試みをやってみる価値があると考えている」と語った。

 同盟と五つ星は、イタリアとフランスを結ぶ高速鉄道の建設計画の是非などをめぐって意見が対立。同盟のサルビーニ書記長が内閣不信任案を出したことを受け、コンテ首相は20日、辞表を提出した。

 マッタレッラ大統領は連立政権発足へ向け、各党代表らと協議。現地メディアによると、当初民主党は五つ星が主張するコンテ首相の続投に否定的だったが、最終的に同意した。 



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