3日に中国・北京で行われた軍事パレードの数日前に重慶市で、中国共産党を批判するメッセージが建物に映し出されていたことがわかりました。
中国内陸部の重慶市で撮影されたものとみられるこちらの映像。軍事パレードが行われた数日前の先月29日、SNSに投稿されました。
高層ビルの外壁に映し出された文字には中国語で「共産党がなくなってこそ、新しい中国がある」と書かれています。ほかにも「嘘はいらない、真実がほしい。自由がほしい」など共産党を批判する文字が並びます。
アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」によりますと、動画を投稿したのはイギリスに滞在する中国人男性で、先月上旬、重慶市内のホテルの部屋にプロジェクターを設置し、家族と中国を離れて遠隔で操作したということです。
男性は「党は私たちを監視するためにカメラを設置する。私も同じ方法で彼らを監視できると思った」と話しているということです。
TBSテレビ