韓国を代表する人気グループBTS(防弾少年団)のメンバー、ジョングクが、自身の私生活に対する度重なる侵害行為、特に自宅への侵入に対し、法的措置を含む強硬な対応を取ると警告しました。今回の警告は、ファンコミュニティ「Weverse」でのライブ配信中に直接ファンに語りかけられたもので、アーティストのプライバシー保護が改めて注目されています。
背景:誕生日ライブでの言及
9月1日、自身の誕生日を迎えたジョングクは、Weverseを通じてファンとのライブ配信を実施しました。この配信中、ファンがソウル・龍山(ヨンサン)にあるアイパークモールの大階段で彼の誕生日を祝うラッピングイベントを開催したことに触れ、「そこから配信しようかと思ったが、怖くなり、自宅から配信した」と率直な胸の内を明かしました。この発言は、彼が普段から感じている私生活侵害への不安を強く示唆するものでした。
繰り返される私生活侵害と自宅侵入の詳細
ジョングクは配信の中で、特に深刻な自宅侵入被害について自ら公表しました。8月30日には、何者かが彼の自宅に侵入しようとしたといい、「自宅の防犯カメラで侵入者の姿を見ていた。警察が到着すると、その人物は地下駐車場でドアを開けようとしていた」と当時の緊迫した状況を説明しました。侵入者が自らを「友人」だと名乗ったことに対し、ジョングクは「ARMY(ファン)は家族であり友人でもあるが、それとは違う。応援してくれるのは感謝するが失望した」と述べ、ファンとサセン行為(過度な私生活侵害)を行う者との明確な区別を訴えました。
BTSジョングク、自宅侵入への警告をWeverseライブ配信で語る
ジョングクの断固たる警告と法的措置
自身の安全とプライバシーを守るため、ジョングクは明確かつ断固たる言葉で警告を発しました。「家に来れば閉じ込める。証拠は残るからそのまま連行される。我が家の駐車場に足を踏み入れたら出られない。警察署に行きたくなければ絶対来るな」と、私生活を侵害する行為に対しては一切の容赦をしない姿勢を示しました。
実際に、ソウル龍山警察署は8月31日未明、ジョングクの自宅駐車場に侵入した40代の女性を住居侵入容疑で現行犯逮捕したと発表しており、彼の警告が単なる言葉だけでなく、現実の法的措置を伴うものであることを裏付けています。
結論
今回のジョングクの強硬な警告と、それに続く警察の逮捕報道は、芸能人のプライバシー保護と、過激なファン行動(サセン行為)の問題に改めて警鐘を鳴らすものです。アーティストが安心して活動できる環境を維持するためには、ファンと公衆双方による理解と節度ある行動が不可欠です。私生活の侵害は許される行為ではなく、厳しく処罰されるべきであるという強いメッセージが込められています。
参考文献
- KOREA WAVE/AFPBB News