石破新首相誕生!日米関係はどうなる?アジア版NATO構想の行方

新リーダー誕生とアメリカ大統領選

2024年10月、日本に新たなリーダーが誕生しました。石破茂新首相です。時を同じくして、アメリカでは11月5日に大統領選挙を控え、世界がその行方を見守っています。日米関係は、日本にとって最重要課題の一つ。石破新政権と、カマラ・ハリス氏率いる民主党政権、あるいはドナルド・トランプ氏率いる共和党政権、どちらの方が相性がいいのでしょうか?外交と経済の観点から、その行方を探ってみましょう。

アジア版NATO構想へのアメリカの反応

石破氏が首相就任直後、アメリカのメディアで大きく取り上げられたのが「アジア版NATO構想」です。これは、東アジア地域の安全保障強化を目指し、日本が主導的な役割を果たすという構想ですが、アメリカの反応は冷ややかなものでした。

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ロイター通信は、石破新首相のアジア版NATO構想を「アメリカ外交を試すテスト」と表現し、米政府関係者が「性急すぎる」としてすでに却下していたと報道。さらに、石破氏が構想の根拠としてアメリカの 国力低下を挙げている点に、アメリカ側が不快感を示していると伝えています。

ハリス政権とトランプ政権、どちらが相性が良いのか?

バイデン政権が難色を示している以上、ハリス政権になっても、この構想が実現する可能性は低いでしょう。では、トランプ氏が再び大統領の座に就いた場合はどうなるでしょうか?

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トランプ氏は以前から、日本など同盟国の防衛負担が不十分であると批判してきました。ニューヨークタイムズは、トランプ新政権が誕生した場合、この主張が再燃する可能性を指摘。日米両首脳とも、同盟の不均衡を問題視しているものの、その理由は異なっており、両者の間に軋轢が生じる可能性は否定できません。

石破外交の行方

石破新首相のアジア版NATO構想は、アメリカの反発に遭い、実現は難しい状況です。今後、石破新首相が、アメリカとの関係をどのように構築していくのか、その手腕が問われています。日米関係は、日本の外交・安全保障政策の根幹であり、今後の動向に注目が集まります。