【トランプ氏発言】ゼレンスキー大統領を批判「戦争を始めるべきではなかった。負け戦だ」

アメリカのドナルド・トランプ前大統領が、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を痛烈に批判しました。10月17日、ポッドキャストのインタビューに応じたトランプ氏は、ロシアによるウクライナ侵攻について言及し、「ゼレンスキー氏は戦争を始めるべきではなかった。これは負け戦だ」と発言。物議を醸しています。

トランプ氏、ウクライナへの軍事支援に反対姿勢

トランプ氏はインタビューの中で、ゼレンスキー氏を支援したくないわけではないと強調したものの、「戦争を始めるべきではなかった。負け戦だ」と発言。この発言は、ロシアによる侵攻を正当化するものではないかと波紋を広げています。

ドナルド・トランプ前大統領ドナルド・トランプ前大統領

トランプ氏はこれまでにも、巨額の軍事支援をウクライナに送ることに反対の姿勢を見せてきました。ウクライナ領土の一部をロシアに割譲する和平案なども示唆しており、親ロシア的な立場であると批判されています。

ゼレンスキー氏とトランプ氏、9月には会談も

一方のゼレンスキー氏は、ロシアの軍事侵攻を受けて以来、国際社会に対して支援を呼びかけてきました。9月にはアメリカを訪れ、トランプ氏とも会談を行ったばかりでした。

9月に会談したゼレンスキー大統領とトランプ氏9月に会談したゼレンスキー大統領とトランプ氏

しかし、今回のトランプ氏の発言は、ゼレンスキー氏にとって大きな痛手となる可能性があります。ウクライナへの軍事支援を継続するかどうかの議論がアメリカ国内で高まる中、トランプ氏の影響力は無視できません。

アメリカ大統領選挙の結果次第でウクライナ政策は転換?

トランプ氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を高く評価していることでも知られています。来月行われるアメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利した場合、アメリカのウクライナ政策が大きく転換する可能性もあるでしょう。

今回のトランプ氏の発言は、ウクライナ情勢、そして国際社会全体に大きな影響を与える可能性を秘めています。今後の動向に注目が集まります。