Netflixで配信中のドラマ『極悪女王』が大きな話題を呼んでいます。女子プロレスブームに沸いた1980年代を舞台に、愛憎渦巻く女たちの戦いを描いた本作。その中で、ひときわ注目を集めているのが、長与千種役を演じる唐田えりかさんです。
不倫騒動を乗り越えて
唐田えりかさんといえば、一時は不倫騒動で芸能活動を休止していた時期もありました。しかし、本作で見せた鬼気迫る演技は、「別人級にすごい」「女優として帰ってきた」と視聴者を驚かせ、大きな感動を呼んでいます。
彼女はインタビューで、「強くなりたかった。強くなるしかなかった」と語っています。これは、劇中の長与千種のセリフのようでもあり、唐田さん自身の決意表明のようでもあります。どん底を経験した彼女だからこそ表現できる、長与千種の強さ、そして脆さ。その姿に心を揺さぶられる人も多いのではないでしょうか。
運命的な出会い
唐田さんが『極悪女王』のオーディションを受けたのは、休業期間中のこと。当時、芸能界に戻ることに迷いがあった彼女でしたが、事務所の社長やスタッフの後押しもあり、挑戦を決意しました。
当初は不安な気持ちもあったそうですが、マネージャーから長与千種役を勧められ、彼女のインタビュー記事などを読み込むうちに、その生き様に強く惹かれていったといいます。
オーディションでは、多くの実力派女優が名を連ねていましたが、最終的に長与千種役に選ばれたのは唐田さんでした。白石和彌監督は、彼女の並々ならぬ覚悟を感じ、その熱意に心を動かされたといいます。
覚悟の丸刈りシーン
クライマックスシーンでは、ライバルであるダンプ松本との敗者髪切りマッチが描かれています。このシーンは、唐田さんにとってまさに覚悟のシーンでした。
実際に髪を剃られることに不安はなかったのでしょうか？ しかし、彼女は迷いを見せることなく、笑顔でリングに上がっていったといいます。その姿は、まさにプロレスラーの魂を感じさせるものでした。
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（長与千種を演じた唐田えりかさん）
彼女の熱演は、多くの視聴者の心を掴み、作品は大成功を収めました。唐田えりかさんは、見事な復活を果たし、女優として新たな一歩を踏み出したと言えるでしょう。
