コンビニのイートインスペースが消える?ファミマ7000店舗で撤去へ、その理由とは

近年、多くのコンビニエンスストアで見かけるようになったイートインスペース。ちょっとした休憩や食事に便利ですが、ファミリーマートが約7000店舗でイートインスペースを撤去すると発表しました。一体なぜなのでしょうか?本記事では、コンビニのイートインスペースの現状と、ファミマが撤去に踏み切った背景について詳しく解説します。

コンビニイートインの光と影

2010年代、セブン-イレブンが「セブンカフェ」をヒットさせたのを皮切りに、コンビニ各社は飲食サービスの充実を図り、イートインスペースを設ける店舗が増加しました。コーヒーショップやファストフード店に代わる手軽な飲食スペースとして、一時は人気を集めました。

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しかし、その一方で、イートインスペースの利用に関する問題も表面化してきました。長時間の滞在や持ち込み、ゴミの問題など、一部の利用者のマナー違反によって、本来の目的である「ちょっとした休憩や食事」の場として機能しなくなってきているという指摘もあります。

ファミマがイートインスペース撤去を決断した理由

2024年10月、ファミリーマートは、全国約7000店舗に設置されているイートインスペースを順次撤去すると発表しました。その理由として、同社は「売場面積の拡大」を挙げています。

コンビニ業界では、競争の激化に伴い、商品ラインナップの拡充や、より魅力的な店舗作りが求められています。ファミリーマートは、イートインスペースを撤去することで、そのスペースを商品の陳列棚や、より魅力的な商品を販売するためのスペースに転換し、収益拡大を図ると考えられます。

コンビニのイートインスペースの未来は?

今回のファミリーマートの発表は、コンビニ業界全体に大きな影響を与える可能性があります。他のコンビニチェーンも、ファミリーマートの動向を注視し、今後、イートインスペースのあり方について検討していくことが予想されます。

コンビニのイートインスペースは、消費者にとって便利な存在である一方で、様々な課題も抱えています。今後、コンビニ各社が、利用者と店舗双方にとってより良い環境を提供していくために、どのような対策を講じるのか注目されます。