【整体プロが指南】座ってわかる「老化のサイン」。早めにほぐしてほしい「2つの場所」とは?


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● 「割り座」がつらいと老後はどうなるの?

 みなさんは「割り座」はできますか? 割り座とは、正座から両ふくらはぎを外側にねじり出し、その間にお尻を落とした座り方です(※図後半)。

 さらに、その「割り座」の状態から「あおむけ」になるポーズはできますか?
(※「あおむけ」が難しいご高齢の方、骨や関節などに変形のある方や治療中の方、痛みのある方、妊娠中の方は実践を控えましょう)。

 「割り座」や「あおむけの割り座」ができない方は、とくに「腰」と「太ももの前側」の2ヵ所が硬くなっているサイン。整体の視点から、早めにほぐしてほしい場所です。

 腰痛、股関節の痛み、坐骨神経痛、ひざの痛みといった足腰の痛みが出やすいはずです。硬さを放っておけば、歩行困難にもつながりやすくなります。

 いつまでも颯爽と美しく歩くためにも、「腰」と「太ももの前側」の2ヵ所は柔らかくほぐしておきましょう。
ちなみに、いま体が硬くて割り座ができなくても、自力整体でほぐしていけば必ず柔らかくなります。安心してください。「あおむけの割り座」もできるようになります。

● 「あおむけの割り座」は足腰の痛みも和らげる

 じつはこの「あおむけの割り座」のポーズは、体にとっていいことばかり。

 たとえば、腰椎(腰の部分にあたる骨)を反らせる動作で脊椎(背骨を構成する一つ一つの骨)の隙間が広がり、腰痛や股関節の痛み、坐骨神経痛、ひざの痛みがラクになります。

 さらに体の前側をとおる東洋医学の経絡の一つ「胃経」(※図後半)を刺激して詰まりを改善。前頭部の頭痛、口内炎、歯槽膿漏、口臭、肩コリ、ひざ痛を和らげます。

 また、「胃経」とつながる「大腸経」(※図後半)も同時に刺激。排泄もよくなります。

 では次ページで、「腰」と「太ももの前側」の2ヵ所をほぐして腰痛・股関節痛・坐骨神経痛・ひざ痛を和らげる「あおむけの割り座」のワークを紹介しましょう。



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