米大統領選で、警察官が共和党候補トランプ前大統領を支持する傾向が鮮明になっている。激戦州中西部ミシガンの警察官組合のジム・ティグナネリ会長(73)は「治安維持に向けて強い姿勢を示し、警察官の立場への共感も深い」と評価。民主党候補ハリス副大統領やバイデン政権については不法移民に寛容で、犯罪を助長したと訴えた。
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警察官を巡っては、主要組織の全米警察官協会や国際警察組合連合がトランプ氏を推薦。組合員約1万2千人を抱えるミシガン警察官組合も2016年、20年の大統領選に続き、今年4月に支持を表明した。
ハリス氏とトランプ氏は異なる統計を引用し、それぞれが政権を担っている時期に犯罪が減少したと主張している。ティグナネリ氏はミシガン州レッドフォードで取材に対し、治安当局者の実感として「トランプ氏の在任中に治安が改善したのは明白だ」と説明した。
ハリス氏が過剰な実力行使を制限する警察改革法案を訴えるなどしたことが警察に対する冷淡な世論の醸成につながったと批判した。(レッドフォード共同)