双子のコンビ「おすぎとピーコ」としてタレント活動を展開し、ファッション評論家、シャンソン歌手としても知られたピーコ(本名・杉浦克昭=すぎうら・かつあき)さんが9月3日、敗血症による多臓器不全のため死去した。79歳。
【写真】05年に会見を行う(左から)お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮、おすぎ、ピーコさん、ロンブーの田村淳
ピーコさんは21年12月17日に放送されたTOKYO MX「5時に夢中!」にゲスト出演した際に「周囲のやっかいな高齢者」についてトーク。ピーコは「私が高齢ですから、周りにいたやっかいな人はみんな死にました」と毒舌で笑わせていた。
出演者から「おすぎは?」と問われたピーコさんは、「おすぎは…やっかいというか、もうそばにいないんだもん」とポツリ。「でも、もう帰ってくる。そこがちょっと嫌なの」と、同居生活を再開することを笑いながら明かしていた。
同居することになった理由についてはピーコは「あの人がちょっと具合悪くなって、面倒見てやらないとダメなの」と寂しそうに打ち明けていた。
弟の映画評論家・おすぎは22年12月に自身のYouTube「おすぎの【ijiwaru】ちゃんねる」で「【おすぎ】【最後の投稿】です。おすぎのアフタートーク4 いままでありがとうございました」というタイトルで最後の動画を投稿している。
その投稿で、おすぎは「毎日毎日さ、ゴロゴロしてるじゃん。それでね食わなきゃいけないからさ。“これでいいのか…”と思いながら酒ばっかりよ」とポツリ。「それをやめたら、存在感ゼロよ。お酒を飲んでるときに“私なんだ”って思うのよね。私の人生なの、私が稼いだ金なのよ。ほっといてくれる?」と、笑顔でウイスキーをあおっていた。