ウクライナ文化情報省傘下の戦略コミュニケーション・情報安全保障センターは20日、ロシア軍が北朝鮮兵への装備品支給に向け、軍服などのサイズを尋ねる調査票を用意していたとSNSで明らかにした。ウクライナ政府は、戦線への北朝鮮兵投入を示す証拠と見ているようだ。
SNSに投稿された文書によれば、ロシア語と朝鮮語で帽子、軍服、靴のサイズの記入を求めている。ロシアに到着した北朝鮮兵に装備品を支給するための調査票とみられるが、いつ、どのように利用されたかは明らかにされていない。
同センターは18日、北朝鮮兵が露国内の訓練場で装備品を受け取ったとする動画を公開した。韓国の情報機関・国家情報院も18日、北朝鮮の特殊部隊員約1500人が今月、露極東に移送されたと明らかにした。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20日のビデオ演説で、北朝鮮兵が実戦経験を積むことで「脅威が大幅に増大する」として、北朝鮮を非難するよう呼びかけた。