[北京 19日 ロイター] – 中国の李強首相は、軍事と民生の両方に利用できる製品など、いわゆる「デュアルユース品目」の輸出管理規制に関する国務院(内閣に相当)法令に署名した。新華社が19日に報じた。
この規制は、輸出管理政策の透明性と標準化を高め、デュアルユース品目の輸出管理能力を高めることが狙いという。
米国は、中国がロシアに電子機器を含むデュアルユース製品を供給し、ウクライナでの戦争を支援していると主張。中国はいかなる当事者にも武器を提供しておらず、ロシアとの正常な貿易を妨げるべきではないと反論している。
新たな規則では、デュアルユース製品の輸出許可制度が導入され、輸出業者は製品の最終的な使用者と使用目的を明らかにする必要がある。
米国は17日、攻撃用ドローン(無人機)の製造と出荷に関与した中国企業2社とロシアの関連会社に制裁を科した。また、ウクライナ戦争への協力を停止するよう警告した。