闇バイトが住宅侵入、1階の母親助けるため棒を床に叩きつけながら叫び撃退


【画像】侵入強盗の被害を最小限に食い止めるのは 複数のカギと固定電話での警察通報

■被害に遭った男性「廊下に犯人の血がたれていた」

 この事件ではすでに、実行役とみられる保育士の前田祐一郎容疑者(25)が逮捕されていて、警察の調べに対しこう説明しているといいます。

前田容疑者
「闇バイトに応募し、盗み目的で入った。シグナルで指示を受けながら犯行に及んだ」

 これまで関東地方で相次いでいる強盗事件でも、逮捕された容疑者の多くが「闇バイト」「シグナル」と同様の供述をしています。

 今回も一連の事件と、関係があるのでしょうか?

 22日、この事件で被害に遭った男性が取材に応じ、当時の一部始終を語りました。

被害に遭った50代男性
「ここのガラスを犯人に割られて侵入されました。かなり大きな音でドン!といって、少し間があいて、またドン!妻がびっくりして」

 14日に男性が2階で寝ていたところ、1階でガラスが割れる音が…。1階には男性の母親(86)が一人で寝ていて、慌てて階段を駆け下り母親の元へ向かったといいます。

男性
「階段を下りていく途中から、誰かがいる気配が分かった。『誰かいるのか!』『誰だ?』という感じで。棒を持っていたので、棒を床に叩きつけながら音を出しながら近付いていった。廊下に犯人の血がたれていたので、これはただ事ではないなと」

 男性は大声を出しながら棒で床などを叩き、その間に妻が警察に通報。すると、犯行グループは逃走し、事なきを得ました。

 男性の家族に、けがはありませんでしたが…。

男性
「血のあとを見ると、母親が寝ている部屋のすぐ目の前まで行ってましたね。もうちょっと遅かったら、もっと大変なことになっていた」

 犯行グループはコンクリートブロックを使って窓ガラスを割り、その際に手をけがしたとみられています。



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