2024年10月27日投開票の衆議院議員総選挙に出馬中の国民民主党・岡野純子氏が23日にXで、「過労のために点滴を打った」という投稿に批判が寄せられたとして、釈明と謝罪をした。
■「過労のために点滴を打った、というポスト行ったところ…」
岡野氏は22日にXで、ベッドに横たわり点滴を打っている自身の写真を投稿。具合が悪いわけではないが「ちょい疲れが出てきた上に、今夜は終電駅頭も控えてる」とした。その上で、知り合いの医師に相談して点滴を打ち、「しばし休憩もらって打ちにきました」と説明。点滴については「にんにく注射みたいな効能のやつ」としていた。
これに「医療資源の無駄遣い」「保険診療でやっているとしたら問題がある」といった批判のほか、岡野氏が打った点滴は食料から接種してもよい成分だとしてわざわざ点滴をする必要があったのかという疑問の声も上がった。さらに、点滴のパッケージに記載された文字の一部が、黒いマジックで塗りつぶされていることも指摘された。
岡野氏は翌23日、該当の投稿を削除。その上で、「昨日、過労のために点滴を打った、というポスト行ったところ、多くのコメントをいただきました」とXに投稿し、「医療的には効果がない行為を行う不毛さ」「病気ではないから医療保険を使っていたなら不当」という旨のコメントが多く寄せられたとして、次のように謝罪した。
「高濃度のビタミンを打つことに意味があると思っていましたが、多くの医療関係者の方からの無意味とのコメントを見て、栄養補給に効果的な点滴が存在すると思っていた自分の無学さと、それを発信・拡散したことをまずはお詫びします」
医師は「岡野さんがあまりにしんどそうだったから…」
続けて岡野氏は、点滴をした医師について、「娘を生んだ産婦人科」の医師で長年の付き合いがあると明かした。Xでのコメントを受けて確認したところ、
「コメント通り得られる成分は他でも代用出来るけど、岡野さんがあまりにしんどそうだったから、病院で点滴打つという理由なら後ろめたさを感じず2時間寝られるから、横になって休むのが一番と思い提案した」
と言われたという。
また、パッケージの文字の一部が塗りつぶされていたことについても、岡野氏が打った点滴は「本来ならその産院で酷い悪阻の妊婦さんに処方するもの」であり、「今回含まれていない成分を消した」ためだったと説明。「当然自由診療で受けています」と強調した。
最後に、「今回の総選挙において医療制度改革を問うている政党の看板を背負い出馬している身で、軽はずみな投稿をしてしまい申し訳ありませんでした」と改めて謝罪した。