先週開催されたヴィクトリアズ・シークレットのファッションショー。新生ヴィクシーが6年ぶりに開催するショーということもあり、世界中のマスコミを賑わせた。ショーにはヴィクシー史上初めてトランスジェンダーのモデル、レックス・コンサニとヴァレンティナ・サンパイオが出演。かつてのヴィクシーでは起用されなかったプラスサイズモデルもランウェイに登場、ケイト・モスとライラ・モスが母娘共演するなどヴィクシーにとって初めての出来事がたくさん起きた。日本人モデルの出演もその1つ。パリ出身で日本国籍を持つモデルの美佳がヴィクシーのランウェイに登場した。彼女にとっても初のヴィクシーだったが、ヴィクシーのショーに日本人が出演するのもこれが初。
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美佳はすでに「プラダ」のショーや「エルメス」のキャンペーンで活躍してきた経歴を持つけれど、ヴィクシーのショーには感慨深いものがあったよう。インスタグラムにショーの様子を投稿、「夢がかなった」とコメントしていた。でもヴィクシーファンやフォロワーの中からは彼女のウォーキングに対する批判や悪口も。「やる気がなさそう」「不機嫌で意地悪そう」という中傷めいたコメントが寄せられた。
これに対して美佳が反応した。ショーでの彼女の様子を映し出したスクリーンの前で同じようにウォーキングする動画を投稿、「ヴィクシーへ。私たちに自分自身の態度をそのまま見せ、受け入れることを許してくれてありがとう。私は意地悪な女の子じゃない」とコメントした。Tシャツに書かれた「IDGAF(全然気にしない)」の文字も、彼女の心境を表しているとみて間違いなさそう。動画のBGMにはイギリスのタレント、ジェマ・コリンズの「ちょっと笑った。不真面目だけどおかしい」という声が入っている。
ちなみに今回のショーは賛否両論。個々のモデルたちに対する称賛の声が上がる一方で、ヴィクシーの演出に対しては批判の声も。年齢や体型、ジェンダーの点でバラエティに富んだモデルを起用したけれど、「多様性と包括性を実現した」と主張するために揃えたように見えるという意見もSNSに投稿されている。今回のショーに対する反応をヴィクシーがどう評価し、来年以降のショーに生かしていくのか注目が集まっている。