反捕鯨の容疑者、仏国籍を申請 「日本引き渡し回避」狙う 報道


 仏メディアが24日、弁護士の話として伝えた。日本が求める身柄引き渡しを「回避するため」(リベラシオン紙)という。

 報道によると、ワトソン容疑者は米国とカナダの二重国籍。今月、マクロン仏大統領に書簡で政治亡命を求めたが、国外からの申請には「応じるのが困難」(バロ外相)と指摘され、狙いを国籍の取得に切り替えたようだ。

 ワトソン容疑者を巡っては、2010年に日本の調査捕鯨を妨害したとして、海上保安庁が傷害や威力業務妨害の疑いで逮捕状を取り、国際手配した。今年7月、活動船の給油に立ち寄ったグリーンランドで拘束された。 



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