飲食店での食べ残し、なぜ持ち帰れない?日本は食中毒を恐れ過ぎてる?バビンコイ氏「アメリカでは客が店を訴えるとしたら、店が逆に客を訴える。自己責任だ」


【映像】日本の「食品ロス」量の推移

 日本の食品ロスだけを見れば、2000年度に比べ、2022年度はおよそ半分にまで減らすことに成功しているが、それでもまだ課題は多い。中でも、海外では認められている飲食店での「食べ残しの持ち帰り」には、食中毒への警戒心が強い店も少なくない。『ABEMA Prime』では食品ロスジャーナリストの井出留美氏を招き、議論した。

■日本の食品ロス 家庭と事業は「50%対50%」

 外食での食品ロス削減において、一般消費者が取り組めるものが、食べ残しをどう減らすかだ。井手氏は「先日、ニューヨークやサンフランシスコに行ったが、どこでも量が多いので食べ残る。持ち帰りたいと言えば『何でもOK』と箱が出てくる。持ち帰ったものを(翌日の)朝食に食べられるのは非常にいい」と体験を振り返った。もともとアメリカでは、食べ残したものを犬に食べさせるために持ち帰る「ドギーバッグ」をきっかけに、現在でも「持ち帰り」が当たり前になっている。食品ロスへの意識が高い地域では、ポーションが少なめに出てくることもあるが、それでも日本人からすれば食べ切れない量が出てくることもしばしば。それでも遠慮なく「ドギーバッグ」で持ち帰りできるのであれば、気兼ねなく注文できる。



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