【台風情報】台風21号 11月に“異例”の本州接近か 3連休に影響の可能性も 世界のシミュレーションは?この先の雨風予想


【画像で見る】台風20号・21号の進路予想 雨風シミュレーション

現在、南シナ海に台風20号「チャーミー」もあり、来週は東へ進む動きも見せています。ただ発達のピークは越えていて、今後、日本列島に雨などの影響をもたらす可能性はあっても、台風として直接影響がでることはなさそうです。

21号「コンレイ」も同様に西よりに進む見込みですが、来週は北よりに進路を変える見込みです。

海面水温は、台風の発生・発達の目安といわれる27℃以上が、本州の南まで達している他、台風が進む方向は29℃以上と高いため、発達しながら進む見込みです。30日(水)には沖縄の南海上で「強い」台風になり、中心付近の最大風速は35m 、最大瞬間風速は50mが予想されています。

その後の予報は、まだ出ていません。ただ現在、日本付近には偏西風が吹いているため、その後東寄りに進路を変えて北上しても全くおかしくありません。

日本のスーパーコンピュータのシミュレーション画像では、日本列島に接近する予想になっていますが、この予想で固まっているわけではないため、参考資料としてご覧ください。

台風がどこで向きを変えるのか、まだ読み切れていないという状況ですが、日本に接近することも頭の片隅に入れておくことが大事です。

参考資料としてヨーロッパ中期予報センターの予想も見てみます。

ヨーロッパの予測モデルでは、日本のシミュレーションより、南を通る予想となっていますが関東など本州にも接近し、風が強いエリアに入るおそれがあります。

もし11月に沖縄・奄美以外(九州・四国・本州・北海道)に接近すれば、1951年の統計開始以来、3回目でかなり珍しいことになります。

過去のいずれの進路を見ても、西に進んだ後、上空の風に乗って、東へ向きを変えるのが特徴です。

1990年は11月30日に和歌山県に台風が上陸しました。これは過去最も遅い台風の上陸です。これは極端な例ではありますが、過去の例を見てもまだ、台風に油断はできない時季といえそうです。

現段階で出ている10日間予報では、前線や台風21号の周りをまわる湿った空気の影響で、来週以降はまとまった雨になるおそれがあります。

まだ予想は今後変わる可能性はありますが、11月上旬の3連休にも影響が出るおそれもあるので、最新の情報に留意してください。

CBCテレビ



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